柔術とブラジルとマリーシアとマランダージ
この前、ブラジリアン柔術の道場で
「最近、柔術の試合での(道着の規則)が厳しくない?2~3年と比べたらかなり厳しくて、審査通らなかった時の予備の道着用意しとかんと試合出来ない時ありそう」
という話で盛り上がりました。
正直、最近の柔術の試合での道着の規則は厳しいモノがあります。
「なんで?」と聞いたら、
「実はブラジリアン柔術の本場、ブラジルでズルしてでも勝ちたい(違反になるような改造道着を着る)柔術家が多いせい」
らしいです。
柔術着の主な反則↓
・相手がつかみにくい、やたら分厚すぎる道着、分厚すぎるエリ、ピチピチのソデ
・相手がつかみにくいようにソデやエリを油や石鹸でヌルヌルにする。(秋山成勲かww)
などなど……
そういうズルい反則が横行しているため、柔術の大会では道着のサイズ・破れ・パッチの位置etc.…年々厳しくなっていってるそうです。
↑柔術着の大会規定(一部抜粋)
ブラジルでは、何らかの困難な状況に直面した時に機転を利かせてその場を収める処世術を「ジェイチーニョ」(サッカーではマリーシア)と呼ぶのですが、
「ルールの裏をかく」ような反スポーツ的な意味合いはありません。
こうした知性や知恵の範疇を越えて意図的な汚い事を「マランダラージ」と呼ぶようです。
まぁ、柔術の道着ってあんまり安いモノでもないし、破れたら縫って練習では使えても試合では使えなくなって、
お財布には優しくないんで、
試合の道着の規則が厳しくなるのは迷惑な話ですわぁ