未知なる「楽しい」を探そう

いろんな「楽しい」や「興味深い」に遭遇したことを記録していく雑記帳ブログです。https://kenndako.hatenablog.com/

裁判の傍聴は面白いって話




どうも、トシです(o゚ω゚o)ノ゙

仕事の平日休みが取れたので裁判の傍聴に行ってきました。
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(殺人未遂、銃刀法違反)の裁判



以下、僕の筆記による裁判記録↓



加害者は80才過ぎのようなおじいさん。

検察官いわく
「加害者は被害者女性と交際関係にあり、以前から加害者から交際相手へのDV・金銭トラブルがあり、
そのせいで最近交際相手の女性の態度が冷たいと思い、包丁を持って行き犯行におよんだ。

交際相手の女性を見た瞬間、カッとなり女性を蹴飛ばし、投げ飛ばした。
その後、腹部を6回ほど執拗に蹴り、持っていた刃物で刺し、首を締めた。

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腹部に刃物による創傷、女性は肋骨を左右5本骨折。
医師の診断書より全治2ヶ月と診断
されており、懲役7年を求刑しております」
との事。


弁護士いわく「被害者は[蹴られて折れた]と言っているが、(被害者女性の腹部に打撲による皮下出血はない?)となっております。

裁判員の皆さん、学校で柔道をやった経験はありませんか?
柔道の乱取りの時、興奮していて、その時は気づかなかったが後で肋骨が折れている事に気づいた。

そのような経験はありませんか?

私は、学生の頃そういう経験があり、そういう時は肋骨骨折していても腹部にアザ(皮下出血)はありませんでした。

今回、被害者女性は突然の事に興奮しており「腹部を何度も蹴られた」と勘違いしていると思います。

被害者の両方のまぶたに創傷がありましたが、
被害者に「その傷はいつ出来たのか?」とたずねたところ、「わからない、いつの間にかケガしていました」と答えました。
被害者の女性は、興奮し混乱していたため自分の顔面についたケガすらも、いつケガしたのか理解していなかったのです。


加害者は最初の1発しか蹴っていないと言っております、
被害者女性が抵抗し暴れたところを加害者が取り押さえようとした事で肋骨が折れたのだと思います。

(加害者が何回蹴ったのか?)は刑に大きく関わる部分でありますので、この部分を混乱していた被害者の供述のみで判断しないでいただきたい」
というと、



検察官「弁護士は皮下出血がないと立証したのですか?」

弁護士「診断書には(皮下出血があった)とは書いてませんでした。」

検察官「では、弁護士が推論(わかってない事を推し量って論ずる事)しただけですね」

弁護士「充分に考慮するに値する案件だと思います」


……なんか弁護士が無理矢理減刑狙ってる感じが強い(´・ω・`; )

弁護士「私は加害者は大変反省していると思います。
加害者は1発蹴った事を自ら認めて被害者が訴える前に自首。
加害者は被害者と互いに好意を持っていると思っていた。
加害者はお金を貸してもらえると思っていた。
しかし加害者の思い通りにならなかった事により、被害者を怨み(殺意があった)事を認めて反省している。」

弁護士「確かに加害者には前科があります。
過去に前科59件、実刑は51件。服役経験もあります。
……しかし、加害者は過去の罪を反省し10年間犯罪行為を犯しておりません。
今回、たまたま感情が制御出来ませんでしたが、加害者は今回の事件まで反省し、10年間罪を犯さなかった。

この事を裁判官・裁判員の皆さんに考慮していだだきたいと思います。

と締めくくったのだが……


…………いや、アカンやつでしょ。それ!Σ( ̄□ ̄;)



前科59件、実刑51件!!!

って年に1~2回は実刑くらってたって事でしょ。

加害者かばおうとして、余計にアカンとこ出てきとるww

沈黙を守らんといかん裁判所の傍聴席で思わず笑いそうになったw

(事実は小説よりも奇なり)
話のタネに困ったら、裁判所かな(´ω`*)